2014年12月3日水曜日

次回概要と、人環SCDについて

次回は、2015年1月24日(土)に13時~17時、ボアソ24階人環境資料室にて行います。
テーマは、現役大学生の公務員志望者相談会と「若手公務員のカベ(仮)」と題してグループワークの予定です!

今までの内容はこちら


2014年11月2日日曜日

第10回人環SCD議事録(2014.10.18)

014年10月18(土) 第10回SCD議事録
日時:2014年10月8日(土)17:00~
場所:24階 人環資料
参加者:10名(小島教授・青柳・岩渕・金子・亀村・斎藤・谷口・知久[発表]・築澤・古川)

第10回のSCDの集まりでは、前半に『SCD雑談』と題して「これまでのSCDで楽しかったことや、これからのSCDに期待すること」などを話し合い、後半に通常通りの発表をするという形式で行われました。

①SCD雑談で出た意見
・他の自治体の人との繋がりを持てるところが良い
・元々知り合いの人と、SCDの場で知り合った人とで差がある→雑談的な時間を設けるといい
・途中から来る人は、どんな会なのか分かりづらい→毎回名札を作る等の工夫
・ボアソに来るのが懐かしい。学生時代に戻れる
・ゲストスピーカー(スーパー公務員等)を呼びたい
・フィールドスタディに出たい
・我が町自慢をする回があっても面白そう
・カフェのような雰囲気で話したい(飲み会に行けない人もいるので)
・学生との交流、就職支援にも意義がある
・発表の仕方をしっかりと、時間厳守で行う(スキルアップにもなる)

②発表
発表者:古河市役所市民税課 知久さん
テーマ:市役所窓口の現場から

1 古河市の概要
(1) 平成17年9月12日、古河市、総和町、三和町が合併し、
現在の古河市になる。平成27年度で合併から10周年!
(2) 人口:145,277人  世帯数:58,031人

2 古河市の組織
 (1) 庁舎は3箇所(古河庁舎、総和庁舎[本庁]、三和庁舎)
 (2) 税務担当の組織構成
   ・財政部 市民税課(古河庁舎)
        資産税課(古河庁舎)
        収納課(古河庁舎)
   ・市民サービス部 市民サービス課
            市民サービス室(三和庁舎)

3 仕事内容
 (1) 三和庁舎 市民窓口室(入庁から3年間)
   ・住民記録関係
   ・戸籍届出の受付
   ・印鑑登録
   ・証明書発行
(2) 市民税課 諸税係(4年目から6年目現在)
  ・軽自動車税、法人市民税、たばこ税の賦課事務
  ・仮ナンバー交付
  ・証明書発行(住民税、固定資産税、軽自動車税、法人市民税)
   ※確定申告に関しては課全員で協力

4 窓口業務をとおして学んだ・気づいた・心がけていること
 (1) 要点をまとめて順序良く話すことの重要性
   ・相手が何をしたいのかを聞き出し、ゴールを設定する
  ・簡潔にわかりやすく伝える
 ・言った言わないではなく、伝わっているかを重視
 (2) 窓口はほかの様々な部署とつながっている
  ・他部署の情報を参照して、作業する
  ・他部署に情報が用いられている
 (3) 毎日が臨機応変の訓練

5 みんなの奮闘記発表会
 (1) グループ討議
  ・相手がしたい事を正確に読み取る
  ・相手を受け入れる共感力が大事
  ・窓口対応は「芸」である
  ・窓口は様々事情を抱える人に接する「人生劇場」である
  ・悪意をもっている方には、毅然とした対応をとる
  ・スピード感のある対応、正確さとスピードが求められる
  ・できないことには理由を的確に説明し、納得してもらう
  ・ゴールを見極めて伝える
 (2) 先生のまとめ
  ・傾聴力が大事
  ・マニュアルにない事柄を判断する力、暗黙知を継承することが必要
  ・公務員のキャリア形成・人事制度を見直す
ジェネラリスト(現在の日本)からスペシャリスト(アメリカの職階制)への転換


 具体例を通した丁寧な発表で、知久さんの人柄と日々の窓口で奮闘されている様子が伝わってくる発表でした!
 次回は、来年1月24日(土)に13時~17時でボアソ24階人環境資料室で、現役大学生の公務員志望者相談会と「若手公務員のカベ(仮)」と題してグループワークをやる予定です!


2014年10月13日月曜日

【第10回】次回は10月18日 16時〜18時半

次回は第10回目です。
10月18日 16時〜18時半 人環資料室で行います。

下記2点を予定しています。
①今後、このSCDがもっと面白くなるようにグループワークで話し合うこと
②戸籍課などに代表されるお客様対応について古河市の知久さんのプレゼン

よろしくお願いします!

2014年9月23日火曜日

第8回人環SCD議事録

議事録作成・共有大変遅くなり誠に申し訳ありません。
第10回目前でお恥ずかしい限りですが、第8回議事録アップします。ご確認ください。


第8回 人環SCD議事録
テーマ:『選挙管理委員会事務局の仕事~選挙の裏側大公開~』
発表者:板橋区選挙管理委員会 築澤さん

日時:平成26412日(土)1700
場所:法政大学人間環境学部資料室
参加者:小島教授、亀村、藤井、金子、松谷、森、竹内、古川、谷口、岩渕、葉山

 
【発表内容要旨】

1.組織

○選挙管理委員会は、区長部局外である行政委員会。

○職員は局長含め11人。力仕事が多いため、男性9、女性2と男性職場である。また、(給料の)単価が低いから若手が多い。

○投票用紙は薄色が多いため、選挙の際にまぎれないように「黒じゃん」が選挙管理委員会のユニフォーム。

 
2.業務

○主に、選挙は、投票事務、開票事務、期日前投票からなる。それらに関わる事務のうち、選挙人名簿管理、在外投票管理、ポスターコンクールなど選挙公報を担当

★選挙の目線から見た板橋区
 ・ベットタウンである板橋区は名簿登録人も多い。男22万、女22万 計44万人。(対し  
  て、千代田区43千、品川区30万人、練馬区58万人…)
 ・投票所の設置数(板橋区は13箇所)は公選法により決まるが、期日前投票所の設置数
  は、各自治体が決めることができる。ここにホスピタリティがあらわれる。

○入庁してからの選挙は、計5回。首長の辞任等で、急遽選挙実施が決まる等スケジュールどおりにはいかない。

○選挙時スケジュールは、非常にハード。公告日以降は、毎日朝ミーティング。夏の選挙の時は、5月の連休後から休みが取れない状態。終了後も1ヶ月は残務整理が続く。

★選挙時の困った職員
 ・投開票事務要領をよく読まず、すぐに問い合せてくる。特に年配の職員に多い。
 ・投票事務で、立ち話をしている等、区民からクレームを受ける。
 ・投票用の名簿データをむやみに検索している
 ・庶務担当の職員は、バイトの人を含め投票所の風紀を取り締まる役割があるが、(投 
  票に来た人に)あいさつをしているだけで、何もしない。
 ・始まりと終わりを選挙管理委員会に任せっぱなし

 
ディスカッション①:各自治体の選挙要領
→比較。文量・配り方(紙で配布、データで配布)、更新頻度等それぞれ違いがあった。

 
ディスカッション②:選挙時、ヒヤッとしたこと
→夫が妻の投票券で投票してしまった。
→早朝の投票所鍵開け当番が一人の職員に任されている。
→立会人が寝坊。

 
3.選挙管理事務担当として
○とにかくミスのないように、何事もなく、普通に終わらせることの難しさ。

○盛り上がるイベントではないが、非常に大きなイベントであり、厳しくもおもしろいと思える業務である。

 

【質疑応答】

Q投票所担当の決め方は?
A庶務担当が引き抜く場合もあれば、各部で人数を割り振り、推薦してもらうこともあり、各自治体によっても異なる

 
Q選挙の電子化についてはどう考えるか。
A本人確認ができないなど、公選法上、クリアできない問題がある。ただ、海外では、電子化に事例あるが、データ消える、ハッキングされる可能性などもあって、日本ではまだ難しいのではないか。

 
Q啓発で工夫している点は?
A都知事選も、自治事務として区も啓発活動をする。(公選法6条)
啓発グッズは、ボールペン、ウェットティッシュ、マスクなど予算の範囲内で色々作れるが、築澤さんの担当時は、ボランティアさんの要望が高いウェットティッシュにした。
そのほか、キャンペーンカーで宣伝したり、中学生が啓発活動をして、新聞に載ったり、
色々できる啓発のおもしろみというものがある。

 (小島先生)選挙の唯一の政策的部分が啓発である。シチズンシップ教育を選挙事務を通してできる。選挙管理事務を見学させるのは良い経験になるのでは。

(谷口)横浜市長選では、横浜国大の学生が啓発したり、(ドヤ街の多い)寿町で、「手紙は来なくても投票はできる」という、いこっとプロジェクトによって注目を集めた。

 
Q選挙ごとの違いや特色は?

・国政選挙…他の選挙とは、投票率が違う(高い)。在外選挙制度があるため、さらに多くなる。国からの委託費が出る。事務は面倒だがおいしい選挙。
・東京都知事選…一票だけなので、事務量は少ない。ただし、辞任等があり、任期満了時じゃない選挙はやっかい。辞任してから40日以内に選挙を行わなければならない。
・区議会議員選挙…候補者が多く、事務が煩雑。一票の価値が重く、応援者の目など、投票時の緊張感が違う。

 
Q投票・開票事務は委託などできないか。
A不正の恐れがあるため、職員でないとできないことになっている。分類計算など単純作業だけは委託している。

 
Q投票率低いことへのクレームはあるか。投票率は年々下がっているか。
A市民からたまにクレームがある。投票率は、近年は30%があたり前になってきてしまっている。

 
(小島先生)
・住民投票制度について~

 常設型の住民投票条例ある自治体はあるが、条例つくっても実際には自治体はやる気はない。(合併時の投票を除いて)臨床例がなく、初めてやるところはリスクがあるし、単独でやるにはコストがかかりすぎる。やるとすれば、通常の選挙にくっつける手法であろう。
 都道府県レベルでは、市町村に依頼しなければならないため、条例つくる時から市町村の了承を得なければならず、広域的ガバメントのありかたの問題でもある。

(築澤)住民投票を実施するとしたら、制度設計から行わなければならない。実際には、公職選挙法に準じた形でマニュアルを作るのだろうが、一から作るのは大変である。

問責:葉山
 選挙は、投票事務や開票事務など、ほとんどのSCDメンバー(4月12日参加)が業務として関わった経験があり身近なテーマだったので、質疑も活発になったかと思います。築澤さんから現場のリアルな話が聞け、もう少し真面目に選挙事務に取り組もうと思いました!準備期間が少ない中、お疲れ様でした。改めまして議事録遅くなり大変申し訳ありませんでした。

2014年9月17日水曜日

第9回人環SCD議事録

随分遅くなってしまってすみません!
前回、第9回SCDの議事録をアップします。

2014年7月12日(土)
第9回議事録

開催日:2014年7月12日(土) 15:00~

場所:ボアソ24階 人環資料室

参加者:岩淵、加藤、杉山、谷口、知久、藤井、松谷、森、亀村

発表者:神奈川県 茅ケ崎市役所 秘書広報課 松谷絵美子

テーマ:茅ヶ崎市の広報

1. 茅ヶ崎市の概要
 人口237,607人(H26.7.1現在)。人口は増加傾向にある。
茅ヶ崎と言えばサザンオールスターズが有名であるが(昨年、桑田佳祐さんに市民栄誉賞を授与した)、市役所職員のアロハシャツ着用をいち早く始めたのは茅ヶ崎市(環境省のスーパークールビズよりも先)というアピールポイントもある。また、現在ホノルル市と姉妹都市協定を結ぼうとしている。


2. 秘書広報課について
 秘書調査担当と広報担当に分かれていて、松谷さんは広報担当のラジオ・ケーブルテレビ担当。広報担当はあらゆる媒体(3に後述)を活用して広報を行うほか、庁内の総合案内窓口業務も行う。また市内の公共施設の見学会の企画(市内自治会等から要望を受けツアーを組んだりする)や、ケーブルテレビの広報番組から生まれたゆるキャラ「えぼし麻呂&ミーナ」の使用承認申請の受付業務等も行っている。えぼし麻呂の使用承認については、無料で行っているが、使用に際しては色の比率を守ってもらう等の決まりがある(熊本県のくまモンと同様)。


3. 茅ヶ崎市の広報媒体
 茅ヶ崎市の広報媒体を列挙すると、

 ・紙(広報ちがさき、市政情報紙、英字新聞、こども広報)
・メディア(ケーブルテレビ、FMラジオ、tvkデータ放送)
・電子(ホームページ、ツイッター、メール配信、神奈中バスデジタルサイネージ)
・その他(広報掲示板、庁内放送、防災行政用無線、記者発表)

がある。Facebookもやりたいけれど、情報セキュリティ面の課題があり今はまだやっていない。
 松谷さんはケーブルテレビの担当であり、秘書広報課としてはケーブルテレビも市のイベントの放送のみにとどまらず、様々な番組を放送している。

<番組例>
 ・茅ケ崎の企業のもつ技術を紹介する番組
 ・市民に市歌を歌ってもらう番組
 ・地域のおじいちゃんに密着する番組 等

 ケーブルテレビの場合、2分30秒の番組のための取材に1時間はかけている。取材当日には良い面でも悪い面でも予期せぬことが起こるのが醍醐味である。

 またイベント情報と災害情報のそれぞれについて、どの何の媒体から情報を得たかの調査を行っているが、イベント情報の入手手段としては広報ちがさきとホームページが多いのに対して、災害情報の入手手段としては防災行政用無線とホームページが多いというという特徴がある。災害情報の入手手段調査には、ツイッターという回答も僅かながら挙がっている。


4. ケーブルテレビが方送されるまで
 以下の手順で準備が行われる。

 ①ネタの決定
 ②担当課との打合せ
 ③取材先への連絡
 ④委託業者との打合せ(目安:取材2週間前)
 ⑤取材(放送1週間前までに終了)
 ⑥番組の原稿確認(放送5日前)
 ⑦番組の最終確認(放送前日)
 ⑧放送開始
 ※放送終了後、YouTubeで動画配信

 ケーブルテレビについては、放送の依頼の少ないこともあり、しかし毎週放送しなければならないので、ネタ探しが大変な場面がある。
 広報紙も①~⑧の手順と大体同様に作られているが、ケーブルテレビも広報紙もどちらも「放送に載ってしまう、文字として残ってしまう」ということもあり、「ミスを出さないこと!」という鉄則を守るために厳しいチェックを行っているので、それが大変な点である。


5.その他
 今は広報媒体の広報も必要な時代であり、広報紙から多媒体への誘導等も重要となっている。
 「広報は知らせることも重要だけど、行動を起こしたいと思わせることも重要だから、そういう戦略も必要。」という話がある。
 また小島先生より、決まったことを発信するだけではなく、「これからの市政施策をこう考えている」というものを出すことによって、市民にその内容について考えてもらうきっかけとするような広報の使い方もある(市民への問いかけのような広報)。アメリカのホワイトハウスやヨーロッパでは、そういう広報の使い方もしている。広報は動脈、広聴は静脈、市長は心臓、この三位一体が重要である、等のコメントがあった。


【次回SCDについて】
10月18日(土) 16:00~18:30
発表者:古河市役所 市民税課 知久さん

次回のSCDは二部構成とし、前半(16:00~17:00くらい)で今後のSCDの内容やパターンについて話し合う時間を持ち、後半(17:00~18:30くらい)で知久さんの発表とディスカッションを行う予定です。また、発表テーマについては「自治体職員が住民と接すること」と設定して、皆で話し合うのがいいのではないかという案が出されました。

2014年4月15日火曜日

第9回は!

先日(4/12)のSCDお疲れ様でした。
選挙管理委員会、身近だけど何やってるかわからない
そんな疑問をすっきり解決、大変勉強になりました。
選管って大変だね。

議事録担当は葉山さん、よろしくです。

さて、次回ですが

日時:7月12日(土)15:00~
場所:ボアソ24階 人環資料室
発表者:茅ヶ崎市 秘書広報課 松谷さん

次回は、広報のお仕事を聞いてみます〜
ぜひ予定を開けておいてください〜

2014年2月2日日曜日

第7回人環SCD議事録


第7回 人環SCD議事録


開催日:平成261月23日(土) 13:30


場所:ボアソ24階 人環資料室


参加者:岩渕、亀村、青柳、嘉山、室橋、谷口、川口、古川、竹内
    (現役自治体内定者)フジイ、タカイシ、ハヤシ、オカ
      ※お名前に誤りありましたらご指摘ください。うろ覚えで申し訳ない。

発表者:狭山市 高齢者支援課 岩渕
テーマ:「高齢者対応について 
狭山市の高齢者事情


 1960年代頃、工場誘致に成功し、人口が増加する。その頃団地に移り住んだ20代の若者が現在70代となり、2013年12月現在65歳以上の高齢化率は25.6%と全国平均を上回っている状況。今後介護が必要となる65~75歳が多く、高齢者支援は重要な課題。


高齢者支援課の仕事


 ケースワーク等を担当する福祉・いきがい支援担当と後期高齢者医療担当に大きく分かれる。岩渕さんはケースワークを担当。窓口に訪れる市民等の相談に乗り、地域包括支援センター、保健所等の適切な相談先を案内している。また、同じ係で扱う成年後見制度は県内の他自治体と比べ先進的である。



対応困難事例の紹介

 実際に狭山市であった困難ケースについて、経過、対応状況を紹介。関係機関と意思疎通を図りながら、成年後見制度等を利用し、ひとつひとつの問題に丁寧に対応。



高齢者の支援体制について

 現在の支援体制として、自治会等の地域資源、市独自の高齢者支援事業、介護保険サービス等に加え、狭山市要援護高齢者支援ネットワークを2年前に設置し、高齢者を多くの協力機関で見守っている。

対高齢者の面接技法

 話したことが必ず相手に伝わるとは限らない。まずは信頼関係を構築することが重要。そして相談内容から問題の根本を見極め、その解決へ話を誘導する。最後には内容を要約して終わらせると相手の理解も深まり、また信頼感も増す。
質疑応答
 組織外部との調整が多いようだが、対応が難しいのではないか?


 ⇒問題がある人は施設でも受け入れに消極的になるので、少しでもできることなどを伝えて受け入れてもらえるよう交渉している。


困難事例の頻度は?


⇒ここ数年で増加傾向にある。週に1回は困難ケースがある。通常の相談は1日に5,6件程度で3人のケースワーカーで対応している。
困難事例の地域での対応状況は?
⇒支援ネットワークの協力機関の会議等に参加し、情報交換を行っている。協力機関は拡大しており、最近では宅配弁当業者より注文がないことを心配した情報提供があった。
小島先生による講評
 体が弱る75歳くらいからはつれあいや親戚の死亡等により、人とのつながりも薄くなってくる。70歳を過ぎた頃から、親族や地域社会などとどのように関係性を構築していくかが重要。アメリカではNPOによる本人を軸としてネットワーク構築の動きがある。本人を守る体制であることはもちろん、何かあれば本人から接触しやすく、また本人の安心感につながる。


 ○学生との連携プロジェクト企画第二弾~現役学生とのグループトーク


 公務員を目指す現役生及び内定者とSCDメンバーのグループトーク。4つのグループに分かれて、公務員になるまでの勉強方法、面接の流れ、職場の雰囲気等についてお菓子を食べながら自由にお話しました。


次回 4月12日(土) 17:001900 


発表者:横須賀市議の嘉山氏 テーマは「市議の生活のすべて??(仮)
幹事は岩渕さんです。
文責:竹内

2014年1月25日土曜日

本日は第7回の人環SCDでした!

 今日は狭山市の岩渕さんの仕事のプレゼンと、地方公務員を目指す学生との意見交換会でした。岩渕さんは埼玉県の狭山市役所の2年目、高齢者支援課でケースワーカーをやってます。生活困難な高齢者やその家族の支援について4件の具体例を交えて説明。また、高齢者と面談する際のポイントも話してくれました。
 現役学生は7人来まして、岩渕さんのプレゼンを聞いたり、意見交換会で仕事内容やアドバイスを提供。きっといい刺激になったと思います。

 正式な議事メモについては、相模原市の竹内さんが上げてくれます!

 さてさて、次回は4月12日(土曜日)。17時〜19時
 プレゼンターは、この会の発起人の一人でもある、嘉山淳平さん(横須賀市議会議員)です。
 乞うご期待!!

2014年1月22日水曜日

第6回 人環SCD議事録

遅くなってすんません!


6回 人環SCD議事録

開催日:平成25119日(土) 1500

場所:ボアソ24階 人環資料室

参加者:竹内、亀村、谷口、古川、岩渕、カマタ、築沢、大橋

 
発表者:相模原市 産業政策課 竹内利絵

テーマ:「相模原市の産業政策とラオス出張報告
 

相模原市の特徴

 全国19番目の政令市、大学が多く学生が多いこと、比較的地盤が安定しているなどの特徴がある。隣の町田市とは県の違いがあるものの、交流が深く、人事交流もある。産業では元々は工業の街だったが、徐々に物流拠点としての性格が強くなってきている。職員に小島ゼミ生が多いのも特徴。

産業政策課の仕事

 産業政策課は13人の課で企業誘致や産学連携、特区などを行う「企業誘致・企業支援班」と自身の所属する産業政策班に分かれる。産業政策班では、部の庶務や調査系の仕事や中小企業向けの融資を行っている。竹内さんの主な業務は中小企業融資、日々申し込まれる融資の確認書類を発行するなどを行っている。融資の審査は産業振興財団に委託しているので、実際には書類の確認と発行をしているが、企業の死活問題になるので融資はスピードが命、申請から1日ですぐに発行している。他に預託という、銀行に数百億の資金を預けることで、中小企業融資の原資にあってもらう政策も行っている。

中小企業融資の課題

 融資には様々なメニューがあるが、売り上げの減少している企業のみが申し込めるものや、省エネのため設備投資限定の融資など、それぞれの条件があって使いやすいものと使いにくいもがある。それぞれの融資制度は市ごとに違っており、どのようなものが実際の市の中小企業の振興に適しているか、正解がない。市の体質として、今あるやり方を変えたがらない風土があり、正直今の制度のままでいいのかという疑問がある。

ラオス出張報告

 JAICA(国際協力機構)が民間連携ボランティアとして中小企業から給料補てん付のボランティアを募集するなど、今中小企業との連携を強化している。その営業の一環で、市の中小企業担当がラオス視察に招待され、約1週間の視察に行ってきた。視察先では海外協力隊の参加者が戻ってからの就職相談などを行うキャリアセミナー等も行って来た。

 
質疑応答

 融資の内容はどのようなものが多いか?

 ⇒実際には運転資金が多い リーマンショックの影響で経営安定のための融資制度を創設したりもしている。

市の融資制度の評価はどうなっているか?

⇒一定の評価はしているが、実際に融資でどれだけの企業振興に貢献したかのアウトカム評価などは行っていない。制度の見直しの議論なども行われていない。

上記より、融資による産業政策を市が行うことの意義を問う議論があった。現在の中小企業融資制度については、産業政策というよりは、福祉的な意味合いが強いのではないか、あえて市がやる意味のある政策はないのかなどの意見があった。

SCDの改革プラン】

 SCDのパワーアップのため、作戦会議を実施、運営や新企画について次の通り行います。

 .SCDの運営について

これまで、個人の負担となっていた運営について、各員が持ち回りで行うなど、下記のとおり分担して行うことになりました。

・幹事…案内メールや発表者との調整等の幹事は持ちまわりにする

・議事録…こちらも持ち回りにし、前回の議事録担当が次回を指名する

 
.学生との連携プロジェクト企画第二弾を次回開催

 SCDの強みである、現役学生との交流を引き続き行うものとし、内容は次の通り。

・ターゲットはこれから公務員を目指す3年生と内定者の4年生、よって時期は12月(次回)に開催する。

・次回の岩渕氏の発表は1330より行い、学生にも聞いてもらう。発表と質疑後、1530より、グループに分かれてトークを行う(詳細未定)。

・学生募集用のビラを作成する(原案担当:古川)

 
3.宿題ミッション追加

 発表をただ聞くだけでは、勉強効果が薄い&3カ月のインターバルにやることないとの意見を受けて、発表者から宿題を出すことに。

・発表者は、事前にテーマを発表し、テーマに関するそれぞれの自治体の資料等を調べてくるように宿題を出す。参加者は宿題のあった資料を調べて、発表時に持参する。

・宿題は事務報告書や予算書等のなるべく簡単に入手可能な資料とすること。「〇〇事業はやっているか?」などの調査も可。

・宿題を忘れても廊下には立たさないからご安心を。

 
次回 125日 13301800 

発表者:狭山市の岩渕氏 テーマは「高齢者支援業務について(仮)
 
文責:古川