2014年1月25日土曜日

本日は第7回の人環SCDでした!

 今日は狭山市の岩渕さんの仕事のプレゼンと、地方公務員を目指す学生との意見交換会でした。岩渕さんは埼玉県の狭山市役所の2年目、高齢者支援課でケースワーカーをやってます。生活困難な高齢者やその家族の支援について4件の具体例を交えて説明。また、高齢者と面談する際のポイントも話してくれました。
 現役学生は7人来まして、岩渕さんのプレゼンを聞いたり、意見交換会で仕事内容やアドバイスを提供。きっといい刺激になったと思います。

 正式な議事メモについては、相模原市の竹内さんが上げてくれます!

 さてさて、次回は4月12日(土曜日)。17時〜19時
 プレゼンターは、この会の発起人の一人でもある、嘉山淳平さん(横須賀市議会議員)です。
 乞うご期待!!

2014年1月22日水曜日

第6回 人環SCD議事録

遅くなってすんません!


6回 人環SCD議事録

開催日:平成25119日(土) 1500

場所:ボアソ24階 人環資料室

参加者:竹内、亀村、谷口、古川、岩渕、カマタ、築沢、大橋

 
発表者:相模原市 産業政策課 竹内利絵

テーマ:「相模原市の産業政策とラオス出張報告
 

相模原市の特徴

 全国19番目の政令市、大学が多く学生が多いこと、比較的地盤が安定しているなどの特徴がある。隣の町田市とは県の違いがあるものの、交流が深く、人事交流もある。産業では元々は工業の街だったが、徐々に物流拠点としての性格が強くなってきている。職員に小島ゼミ生が多いのも特徴。

産業政策課の仕事

 産業政策課は13人の課で企業誘致や産学連携、特区などを行う「企業誘致・企業支援班」と自身の所属する産業政策班に分かれる。産業政策班では、部の庶務や調査系の仕事や中小企業向けの融資を行っている。竹内さんの主な業務は中小企業融資、日々申し込まれる融資の確認書類を発行するなどを行っている。融資の審査は産業振興財団に委託しているので、実際には書類の確認と発行をしているが、企業の死活問題になるので融資はスピードが命、申請から1日ですぐに発行している。他に預託という、銀行に数百億の資金を預けることで、中小企業融資の原資にあってもらう政策も行っている。

中小企業融資の課題

 融資には様々なメニューがあるが、売り上げの減少している企業のみが申し込めるものや、省エネのため設備投資限定の融資など、それぞれの条件があって使いやすいものと使いにくいもがある。それぞれの融資制度は市ごとに違っており、どのようなものが実際の市の中小企業の振興に適しているか、正解がない。市の体質として、今あるやり方を変えたがらない風土があり、正直今の制度のままでいいのかという疑問がある。

ラオス出張報告

 JAICA(国際協力機構)が民間連携ボランティアとして中小企業から給料補てん付のボランティアを募集するなど、今中小企業との連携を強化している。その営業の一環で、市の中小企業担当がラオス視察に招待され、約1週間の視察に行ってきた。視察先では海外協力隊の参加者が戻ってからの就職相談などを行うキャリアセミナー等も行って来た。

 
質疑応答

 融資の内容はどのようなものが多いか?

 ⇒実際には運転資金が多い リーマンショックの影響で経営安定のための融資制度を創設したりもしている。

市の融資制度の評価はどうなっているか?

⇒一定の評価はしているが、実際に融資でどれだけの企業振興に貢献したかのアウトカム評価などは行っていない。制度の見直しの議論なども行われていない。

上記より、融資による産業政策を市が行うことの意義を問う議論があった。現在の中小企業融資制度については、産業政策というよりは、福祉的な意味合いが強いのではないか、あえて市がやる意味のある政策はないのかなどの意見があった。

SCDの改革プラン】

 SCDのパワーアップのため、作戦会議を実施、運営や新企画について次の通り行います。

 .SCDの運営について

これまで、個人の負担となっていた運営について、各員が持ち回りで行うなど、下記のとおり分担して行うことになりました。

・幹事…案内メールや発表者との調整等の幹事は持ちまわりにする

・議事録…こちらも持ち回りにし、前回の議事録担当が次回を指名する

 
.学生との連携プロジェクト企画第二弾を次回開催

 SCDの強みである、現役学生との交流を引き続き行うものとし、内容は次の通り。

・ターゲットはこれから公務員を目指す3年生と内定者の4年生、よって時期は12月(次回)に開催する。

・次回の岩渕氏の発表は1330より行い、学生にも聞いてもらう。発表と質疑後、1530より、グループに分かれてトークを行う(詳細未定)。

・学生募集用のビラを作成する(原案担当:古川)

 
3.宿題ミッション追加

 発表をただ聞くだけでは、勉強効果が薄い&3カ月のインターバルにやることないとの意見を受けて、発表者から宿題を出すことに。

・発表者は、事前にテーマを発表し、テーマに関するそれぞれの自治体の資料等を調べてくるように宿題を出す。参加者は宿題のあった資料を調べて、発表時に持参する。

・宿題は事務報告書や予算書等のなるべく簡単に入手可能な資料とすること。「〇〇事業はやっているか?」などの調査も可。

・宿題を忘れても廊下には立たさないからご安心を。

 
次回 125日 13301800 

発表者:狭山市の岩渕氏 テーマは「高齢者支援業務について(仮)
 
文責:古川