☆第3回人環SCD議事録☆

■日時・場所
1月26日(土)15:00~
ボアソ24階人環資料室
■流れ
・自己紹介
・次回の日程調整
・発表
・2~3人で振り返り
・グループごとに発表者に質問をし、全体で議論
■テーマ
『コンテンツ産業・コミュニティビジネス・ソーシャルビジネスによる川崎市の産業振興について』
川崎市役所経済労働局
葉山かおりさん
※担当のコンテンツ産業やコミュニティビジネスなどを中心に、川崎市でどのような取り組みがなされているか、具体的な事例を挙げてお話いただきました。
ディスカッションでは、ソーシャルビジネス振興の一環であるアカデミーの話について、事業の評価を考えるときのポイントなどの話題になりました。
〈以下概要〉
1.川崎市の概要
2.経済労働局の所管事務
3.担当事業
・市内産業動向調査
・コンテンツ産業振興
川崎市ではコンテンツを活かした産業振興や地域活性化のための政策が行われている。かわさきコンテンツアワードは、川崎の産業振興をテーマにコンテンツを公募して、表彰するもの。受賞した人達には市の事業に協力してもらったりしている。
ビジネストライアルラボという事業では、クリエイターと企業が中心になって、コンテンツを活かして市内企業の製品や商品の周知などを実現していこうという取り組み。
・コミュニティビジネス、ソーシャルビジネス振興
大学と共同実施運営で、大学院レベルの内容が学べるソーシャルビジネスアカデミーを開催している。
・知的財産交流会
大企業の知的財産を中小企業に移転し、中小企業の新商品開発などの取り組みを支援している。
・出張キャラバン隊
企業の中には、様々な支援の制度を知らずに活かしきれていない企業も多い。そこで、企業OBや大学研究者、民間の専門家、関東経済産業局などとともに企業を訪問。支援ニーズや現在の状
をヒアリングし、情報提供などの支援を行う。
―質疑応答、議論―
①ソーシャルビジネスアカデミーの修了生が、その後どんな活躍をしているかは、現在調査中。
このアカデミーには、現役で働いている若い層も参加している。受講料を負担してもらうようになってから、意欲的な若い人が集まる傾向にある。この事業を評価する上では、結果としてNPOなどで活動を始めた人数だけではなく、ソーシャルビジネス事業を推進していくためのモデルケースになるような人が育成されれば、意味のある事業だと言える。
大学と共同で行うことで、参加者を市民に限定しないこともできる。川崎で学んだ人が全国で活躍するようになれば、ネットワークが生まれる。政策評価について考えるときに、頭を柔らかくすることが大切。
狭山市でも同じような講座があるが、平均年齢が高い。その場合は、女性向けの福祉面に特化した内容にするなど限定するといいこともある。
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