2014年2月2日日曜日

第7回人環SCD議事録


第7回 人環SCD議事録


開催日:平成261月23日(土) 13:30


場所:ボアソ24階 人環資料室


参加者:岩渕、亀村、青柳、嘉山、室橋、谷口、川口、古川、竹内
    (現役自治体内定者)フジイ、タカイシ、ハヤシ、オカ
      ※お名前に誤りありましたらご指摘ください。うろ覚えで申し訳ない。

発表者:狭山市 高齢者支援課 岩渕
テーマ:「高齢者対応について 
狭山市の高齢者事情


 1960年代頃、工場誘致に成功し、人口が増加する。その頃団地に移り住んだ20代の若者が現在70代となり、2013年12月現在65歳以上の高齢化率は25.6%と全国平均を上回っている状況。今後介護が必要となる65~75歳が多く、高齢者支援は重要な課題。


高齢者支援課の仕事


 ケースワーク等を担当する福祉・いきがい支援担当と後期高齢者医療担当に大きく分かれる。岩渕さんはケースワークを担当。窓口に訪れる市民等の相談に乗り、地域包括支援センター、保健所等の適切な相談先を案内している。また、同じ係で扱う成年後見制度は県内の他自治体と比べ先進的である。



対応困難事例の紹介

 実際に狭山市であった困難ケースについて、経過、対応状況を紹介。関係機関と意思疎通を図りながら、成年後見制度等を利用し、ひとつひとつの問題に丁寧に対応。



高齢者の支援体制について

 現在の支援体制として、自治会等の地域資源、市独自の高齢者支援事業、介護保険サービス等に加え、狭山市要援護高齢者支援ネットワークを2年前に設置し、高齢者を多くの協力機関で見守っている。

対高齢者の面接技法

 話したことが必ず相手に伝わるとは限らない。まずは信頼関係を構築することが重要。そして相談内容から問題の根本を見極め、その解決へ話を誘導する。最後には内容を要約して終わらせると相手の理解も深まり、また信頼感も増す。
質疑応答
 組織外部との調整が多いようだが、対応が難しいのではないか?


 ⇒問題がある人は施設でも受け入れに消極的になるので、少しでもできることなどを伝えて受け入れてもらえるよう交渉している。


困難事例の頻度は?


⇒ここ数年で増加傾向にある。週に1回は困難ケースがある。通常の相談は1日に5,6件程度で3人のケースワーカーで対応している。
困難事例の地域での対応状況は?
⇒支援ネットワークの協力機関の会議等に参加し、情報交換を行っている。協力機関は拡大しており、最近では宅配弁当業者より注文がないことを心配した情報提供があった。
小島先生による講評
 体が弱る75歳くらいからはつれあいや親戚の死亡等により、人とのつながりも薄くなってくる。70歳を過ぎた頃から、親族や地域社会などとどのように関係性を構築していくかが重要。アメリカではNPOによる本人を軸としてネットワーク構築の動きがある。本人を守る体制であることはもちろん、何かあれば本人から接触しやすく、また本人の安心感につながる。


 ○学生との連携プロジェクト企画第二弾~現役学生とのグループトーク


 公務員を目指す現役生及び内定者とSCDメンバーのグループトーク。4つのグループに分かれて、公務員になるまでの勉強方法、面接の流れ、職場の雰囲気等についてお菓子を食べながら自由にお話しました。


次回 4月12日(土) 17:001900 


発表者:横須賀市議の嘉山氏 テーマは「市議の生活のすべて??(仮)
幹事は岩渕さんです。
文責:竹内